
お宮参りは一般的に、生後1ヶ月頃に行うものです。しかし、季節や赤ちゃんの体調を考慮すると、「その時期で本当に大丈夫なのだろうか」と心配される方も少なくありません。
そこで、本記事ではお宮参りとは何か、日取りの決め方などを解説します。岡山県でお宮参りにおすすめの神社についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
お宮参りとは

お宮参りとは赤ちゃんが無事に生まれたことを神様に感謝し、健やかな成長を祈願するための日本の伝統的な儀式です。生後初めて神社にお参りする行事で、地域によって風習や日程に違いがあります。
近年では神社でお参りをすることも大切ですが、写真スタジオでの記念撮影を重視する家族も増えています。男の子は生後31日目、女の子は生後32日目にお宮参りを行うとされていますが、赤ちゃんや母親の体調や季節を考慮して時期を遅らせるケースも。
生後100日頃に行われる百日祝い(お食い初め)と一緒にやるケースもあるので、事前によく話し合ってスケジュールを決めましょう。
岡山県でお宮参りにおすすめの神社

岡山県でお宮参りにおすすめの神社を紹介します。まだお宮参りをする神社を決めていない方はぜひ参考にしてみてください。
吉備津神社

吉備津神社(きびつじんじゃ)は、古代吉備国の中心地に鎮座する格式高い神社で、歴史・建築・伝説のいずれの面から見ても非常に重要な神社です。本殿から脇殿へと続く長い木造の回廊は圧巻で、四季折々の風景と調和する美しさがあります。
原則として予約不要ですが、繁忙期は混雑するため、事前に電話確認しておくと安心でしょう。歴史ある神聖な場所で、お子さまの健やかな成長を願いたい方におすすめの神社です。
吉備津彦神社

吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)は、桃太郎伝説ゆかりの神社として有名で、地域の人々から「桃太郎さま」と親しまれている歴史ある神社です。吉備国(現在の岡山県周辺)における政治・軍事・信仰の中心的な役割を果たしてきました。
基本予約不要でお宮参りのご祈祷が受けられますが、繁忙期は事前に連絡をしておくと安心です。通常30分間隔でご案内可能ですが、祭典・結婚式等の行事や混雑時には待つこともあるようです。桃太郎伝説ゆかりの神社でお宮参りをしたい方におすすめです。
宗忠神社

宗忠神社(むねただじんじゃ)は、黒住教(くろずみきょう)の開祖・黒住宗忠(くろずみ むねただ)を祀る神社で、岡山の地元信仰・精神文化の象徴的存在ともいえる特別な神社です。石段を登った先に社殿があり、参道は木々に囲まれてとても静かです。
先に紹介をした2つの神社とは異なり、お宮参りのご祈祷には予約が推奨されているため、遅くとも1週間前までには神社に電話をしましょう。
岡山神社

岡山神社は、岡山県岡山市にある由緒ある神社で、地元では「岡山総鎮守(そうちんじゅ)」とも称される存在です。岡山城のそばに位置しており、城下町の発展とともに地域の人々に深く根付いてきた神社です。
お宮参りは予約不要で随時受付していることが多いですが、混雑している時期は事前に確認をしておくと安心です。また、記念写真を考えている方は、併せて撮影可能エリアやフラッシュの使用可否についても、聞いておきましょう。
お宮参りの日取りの決め方

お宮参りの日取りの決め方は大きく分けて4つのポイントがあります。それぞれのポイントについて、詳しく見ていきましょう。
六曜とは
六曜とは日本の暦で使われる、日ごとの吉凶を示す指標のことです。もともとは中国の占いに由来し、日本では主に冠婚葬祭や引越しなどの日取りの参考として広く使われています。
- 大安
- 先勝
- 友引
- 仏滅
- 先負
- 赤口
お宮参りに適している六曜は大安や先勝、友引とされています。予定にある程度の自由が利く方は、六曜を参考にしてお宮参りの予定を決めましょう。
ただし、大安や先勝、友引が土日の場合は神社も混雑する可能性があるため、事前に予約できるかどうか確認することをおすすめします。
地域によっては生後100日前後にお祝いすることも
お宮参りは一般的に、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目が良いとされています。しかし、地域によっては生後100日前後にお祝いをする、「百日祝い(お食い初め)」と合わせて行うこともあります。
生後1ヶ月では赤ちゃんや母親の体調が不安な方や、真夏・真冬を避けたいという方は、形式にこだわらずお宮参りの予定を組みましょう。
赤ちゃんと母親の体調を優先すること
生後1ヶ月の赤ちゃんはまだ免疫力が低く、感染症のリスクも高いため、人混みの多い場所や長時間の外出は良くないとされています。また、母親もまだ体調が万全ではないことから、無理な外出は控えたほうが無難です。
お宮参りは生後1ヶ月ごろが良いとはされていますが、何よりも赤ちゃんと母親の体調を優先して予定を組みましょう。
家族が集まれる日を調べておくとなおよい
お宮参りは家族が一堂に会して赤ちゃんの健やかな成長を祝う儀式のため、赤ちゃんとその家族全員が無理なく参加できる日程を選ぶことが大切です。日程を早めに確認し、予定を立てられるように考えて動きましょう。
とくに仕事や遠方から参加する場合には、スケジュール調整を早めに行うことで、スムーズに進行できるでしょう。
お宮参りに適した縁起の良い日もチェック!

お宮参りに適した縁起の良い日をいくつか紹介します。
一粒万倍日:始めたことが大きな成果を生むとされる日
天赦日:「天がすべての罪を赦す日」とされる、年に数回しかない非常に貴重な日
鬼宿日:鬼がいない=邪気がない日と言われている
重陽の節句:陽の数である「9」が重なることから「重陽」と呼ばれ、昔から不老長寿や健康を願う日
甲子の日:新しいサイクルの始まりの日で、再出発や開運に良いとされる
とくに天赦日は、年に数回しかない最上吉日であり、お宮参りに最適だと言われています。予定日を確認して近くにありそうなら、ぜひスケジュール調整をしてみてくださいね。
お宮参りの日取りを決める際に気を付けるべきポイント

お宮参りの日取りを決める際に、気を付けるべき3つのポイントを解説します。これからお宮参りのスケジュール調整をしようと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
真夏と真冬の時期は避ける
真夏の時期は体温調節機能が未発達な赤ちゃんにとって、熱中症やあせもなどのリスクが高まります。母親もまだ体調が万全ではないため、できれば避けたほうが無難でしょう。
また、真冬の時期は寒さや乾燥が厳しく、風邪や感染症にかかる可能性があります。長時間の外出はできる限り避けてあげたほうがよいでしょう。
お宮参りに適したシーズンは、3月~5月の春ごろや9月~11月の秋ごろです。寒さや暑さも落ち着き、外出しやすくなることから、人気の時期でもあります。
お宮参りは本来の生後30日前後を避けても差し支えないとされているため、赤ちゃんや母親の体調を優先して予定を組みましょう。
六曜を気にするかどうかを事前に聞いておく
近年では六曜を気にせずに、家族の予定を優先してお宮参りをする方も増えていますが、祖父母世代は『大安が良い』と強くこだわる場合もあります。
お宮参りは両家の家族が集まる行事でもあるため、事前に六曜を気にするかどうかを確認しておかないと、意見の違いからトラブルになる可能性もあります。
大安や友引などの縁起の良い日は、神社も混雑する可能性があるため、六曜を考慮する場合は、できるだけ早めに日取りを決めて神社の予約を済ませておくことが大切です。
赤ちゃんを誰が抱っこするか相談しておく
お宮参りの風習としては、父方の祖母が抱っこするのが、正式な習わしとされることがあります。しかし、近年では風習にこだわらず、両親のいずれかが抱っこするケースも増えています。
地域や家族の考え方にもよるため、どちらが正しいとは限りません。しかし、誰が赤ちゃんを抱っこするのかを事前に相談しておかないと、お宮参り当日に気まずい雰囲気になることもあるため、注意が必要です。
また、当日は祖母が抱っこすると決めていた場合でも、母親以外の抱っこでは泣いてしまう赤ちゃんも少なくありません。状況に応じて、臨機応変に対応できるようにしておくことも大切です。
お宮参りに関するよくある質問

最後に、お宮参りに関するよくある質問に回答します。
お宮参りに祖父母は呼ぶべき?
昔は赤ちゃんと父親、父方の祖父母が一緒にお宮参りに参拝するのが一般的でした。しかし、近年ではその形式も変化し、母方や兄弟、双方の祖父母を呼ぶことも増えています。
あまり形式にとらわれ過ぎずに、しっかりと話し合って誰を招くか、家族で相談して決めましょう。
赤ちゃんはどんな服装がよい?
お宮参りの赤ちゃんの服装は、伝統と快適さを両立させることが大切です。地域や家族によって異なることもありますが、一般的には白い着物が選ばれることが多いです。
- 初着:赤ちゃんの健やかな成長を祈って着せる着物。赤や白、金、銀などの色で、金刺繍や縁起の良い模様が施されている
- 祝い着:初着と同じように、お祝いの意味を込めて着せる着物。家族の文化や伝統により選ばれることがある
通気性が良く、肌触りの良い素材かどうか、季節に応じて体温調整ができる服を選んであげましょう。
神社の決め方はどうしたらよい?
お宮参りで神社を決める際には、以下のポイントに気を付けましょう。
- ご利益や由緒ある神社を選ぶ
- 住んでいる場所にある神社を選ぶ
- アクセスが良いか
お宮参りでは赤ちゃんが生まれた地域の氏神様にお参りすることが一般的なため、住んでいる場所にある神社を選ぶことが推奨されます。特定のご縁やご利益を求めたい場合は、由緒ある神社を選ぶのもよいでしょう。
また、赤ちゃんや母親の体調を考慮して、アクセスが良いかどうかにも注意してください。
お宮参りの撮影はロケーションスタジオグッドにおまかせ
お宮参りはいつまでにすると良いのか、岡山県でお宮参りにおすすめの神社などを紹介しました。お宮参りは地域や家族の考えも大切にしながら、赤ちゃんや母親の体調の良いときを選びましょう。
お宮参りに合わせて写真スタジオでの撮影を考えている方は、ロケーションスタジオグッドがおすすめです。撮影をされた人は産着のレンタルが無料という嬉しい特典もあります。デザインアルバムから撮影のみのプランなど、豊富に取り揃えていますので、興味がある方はぜひ一度、問い合わせをしてみてくださいね。